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ダビスタとクワガタの生産奮闘記


by dabikuwa
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待っていた用心棒三国志Ⅸ②

待っていた用心棒三国志の2回目のお話です

前回のあらすじ
曹操が各地に飛ばした激に応え反董卓連合軍が結成された
旅籠で出会った4人の浪人たちは連合軍には加わらないものの打倒董卓を目指すのであった

品田万平 「よぉう旦那、打倒董卓って言ってもこれからどうするつもりかね?」
野良犬 「時がくるまで待つしかあるまい。」
田島次郎 「でしょうね」
狂犬 「では酒でも飲んで待つか」

暫くして反董卓連合軍は使命を果たすことなく解散した
田島次郎 「連合軍が解散した途端、連合軍同士で仲間割れが始まりましたね」
品田万平 「だろうねぇ。お互い主義主張が違うのだから当然だよ」
狂犬 「我々は連合軍に加わらなくて良かったようだな」
野良犬 「野良犬の勘よ」
田島次郎 「袁紹軍と劉備軍が戦を始めたようですね。劉備軍は散り散りになり滅亡したようです」
品田万平 「ご時世だねぇ」

青木与平ヱ 「あぁ、旦那たちどすか。ちょうど良かった。関羽殿を紹介いたしましょ」
野良犬 「おぬしか。どこへ行っていた?」
青木与平ヱ 「役儀によって曹操の手下を追ってましたわ。そしてら途中で劉備軍が滅ぼされたいうんで大騒ぎでしたわ。関羽殿がただ1人、劉備殿の奥方を連れて落ち延びてるところに出くわしたさかいお連れしました」
野良犬 「おぬし、同志に加わらんか?」
関羽 「拙者の主は劉備殿ただ1人と決まっておる」
品田万平 「しかし劉備殿はどこにいるかわかるまい。おぬし1人なら探しにもいけるが、劉備殿の奥方は誰が面倒をみる?」
関羽 「わかった。野良犬殿の同志となり申そう。しかし劉備殿の居場所がわかればすぐに駆けつける」

品田万平 「おぬし、劉備の居所を探してくれんか? おぬしは奉行所同心だろ。2人の目明しもいるなぁ」
青木与平ヱ 「心得ました。ほな、千造、十吉いくで!」
千造 「行くって言ってもどこいくがな?」
十吉 「そーやぁ青木の旦那」
青木与平ヱ 「行き先は決まっとる。劉備殿は袁紹軍に滅ぼされたやさかい。そこにおりはるだろう」
千造 「さすが青木の旦那。それに比べて十吉!お前は何年この仕事やってるんだ?」
十吉 「なんでぇ、千造。さっきまで知らんかったくせに」
青木与平ヱ 「アホ!さっさと支度せい!」

処かわって下ヒの城下町
青木与平ヱ 「この城下町で袁紹軍の様子を探さぐるとするか。場合においては1戦交えなあかんで」
千造 「わかっとりますがな。ほな、十吉いくで!」
十吉 「がってんでぇ」

青木与平ヱ 「品田はん、大変どす。劉備殿はみつかりましたが、袁紹軍と戦をおこしてしまいました」
品田万平 「おぉ、見つかったかね。関羽殿には内緒にしておけ。」
青木与平ヱ 「袁紹軍はどうしましょ?顔良や文醜ちゅうごっつい浪人にはわしらでは歯がたちまへん」
品田万平 「だろうねぇ。」
野良犬 「では関羽殿にお願いいたそう」

関羽 「お断りする。同志になったとは言え、野良犬殿の配下になったわけではあるまい」
品田万平 「なんだ、おぬし意外と冷たいな。 仕方ない、私が行きましょう」
田島次郎 「品田さんが行くことありません。私が行きましょう」
狂犬 「俺が・・・」
関羽 「拙者が・・・」
品田万平 「なんだおぬし、やっぱりいくんじゃないか」
関羽 「・・・い、いや、劉備殿が見つかって立ち去る前に恩返しをしておかねばならんと思って」
品田万平 「ま、どっちでもよろしい」

袁紹軍の顔良・文醜に関羽が挑む時、品田万平は田島次郎に淡々と薀蓄を語る。
袁紹軍との対決、関羽と劉備との再会がどうなるか、誰も知らない
by dabikuwa | 2008-09-06 21:11