人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ダビスタとクワガタの生産奮闘記


by dabikuwa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

用心棒三国志Ⅸ③

三国志Ⅸに登場させた用心棒シリーズの4人たちはどうなったのでしょうか?
プレー内容に沿って脚本してみました

無人の城下町を歩く3人の浪人
野良犬 「こんな田舎では用心棒の職にもありつけん」
万平旦那 「だろうなぁ。第一、暇すぎる。それに飯がまずい。米の炊き方というのは・・・」
狂犬 「万平旦那!、その講義はいずれ改めて聞くとして・・・」
野良犬 「では行くか!」
万平旦那 「あれ?狂犬の旦那はどうした?」
野良犬 「用意でもしてるのだろう」

たっぷりと酒を持ってきた狂犬
万平旦那 「おぬし、なかなかやるな」

たどり着いた先は汝南の城下町
狂犬 「この辺はさすがににぎやかだなぁ」
万平旦那 「にぎやかどころではないよ。倒幕だの佐幕だのって、目の色変えている連中ばかりだよ。世の中狂ってやがる。 ま、野良犬の旦那には関係ないだろがな」
野良犬 「まあな・・・ま、酒でも飲むか」

情勢を見ていくと
西は天使を擁する曹操の幕府軍
東は倒幕をめざす黄巾軍
2~3人頼りになる同士が見つかったので、万平旦那と、狂犬は隣の城下町へ赴く
攻めてくる黄巾軍  野良犬の旦那自ら援軍にかけつけなんとか退散させる
万平旦那 「黄巾軍の中に分かれた田島君がいたな」
狂犬 「うまくないなぁ」
野良犬 「奴はまだ若い。冷たい水でも頭からぶっかければ正気に戻るだろう」
 
ちなみに武力では、野良犬、田島次郎、狂犬、品田万平の順
何でも知っている万平旦那は統率と知力を備えている

野良犬軍を攻め立てる倒幕黄巾軍
次第に総力を傾けてきた
しかも曹操の幕府軍までおでまし
命辛々で逃げ延び、城は幕府軍が占領

再び汝南に集まる3人の浪人
狂犬 「隊士を募るしかないな」
野良犬 「残っているのは、商人や百姓ばかりだ。隊士になる奴なんているもんか」
万平旦那 「徴兵しすぎて、兵役人口がもういないからなぁ。困ったなぁ」
狂犬 「今、幕府軍に御用改めされたらまずいな」
万平旦那 「仕方ない、ちょっと黄巾軍にかけあってくるよ」
野良犬 「知り合いでもいるのか?」
万平旦那 「まあな。董卓って男が天地正大流の弟子だったんだが、もっとも厳しすぎて1週間でやめてしまったよ。流行らんわけだ。 その董卓って男はもともと黄巾討伐軍だったのが、今じゃ黄巾軍の首領だ。末世末法としか良いようがない」
狂犬 「こういうことは万平旦那に任せたほうが良さそうだな」

弟子の董卓と久々の対談
万平旦那 「こっちは倒幕も佐幕もないんだ。それに一緒に攻めていた城は幕府軍が乗っ取ってしまったんだ。黄巾軍にとって面白くなかろう」

飄々とひきあげてきた万平旦那
野良犬 「どうだった?」
万平旦那 「あの城を攻めると約束してくれたよ」
狂犬 「さすが旦那」
万平旦那 「お主たちも認識を改めてもらおう。ま、だいぶお金は使ったがな」
狂犬 「万平旦那はなんでも一流だ」

こうして倒幕黄巾軍は幕府軍と全面対決をはじめる
野良犬 「今のうちにこの汝南の勢力を固めよう」
万平旦那 「これを天下三分の計っていうんだ。 今度、孔明に会ったら教えてやろう」
狂犬 「万平旦那には腹八分の計が合いそうだ」
野良犬 「さっきから食べてばかりだからな」
万平旦那 「技あり!、いや1本でもよろしい」

この3人の浪人に倒幕佐幕の主義主張はない。その日の酒が飲めればどうでもいいのである。窮地を脱した浪人たちが何をしようとしているか、誰も知らない
by dabikuwa | 2008-08-17 22:19