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ダビスタとクワガタの生産奮闘記


by dabikuwa
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待っていた用心棒三国志Ⅸ 最終回

待っていた用心棒三国志Ⅸの最終回です

前回までのあらすじ
劉備と再会した関羽は共に野良犬軍の元に身を寄せた
董卓軍は滅び、反野良犬連合軍が結成されたのであった

新たなねぐらを求め野良犬軍は都へさかのぼった
狂犬 「董卓を捕まえたぞ」
田島次郎 「董卓軍は滅びても董卓は生きてたんですね」
品田万平 「旦那、どうするね?」
野良犬 「斬る!」
かくして打倒董卓の目標を果たしたのである

田島次郎 「野良犬の旦那のところに客人がきてるようですね」
品田万平 「用心棒の依頼だ。誰だと思うね?」
狂犬 「誰でも構わん」
品田万平 「少帝だよ。ようするに天子様だ」
野良犬 「少帝だか何だか知らんが用心棒を引き受けることにした 」
品田万平 「つまりこういう事だ。旦那は少帝の用心棒だ。したがって野良犬軍は官軍、反野良犬連合軍は賊軍になるわけだ。後学の為に覚えておきなさい」
狂犬 「俺にはわからん。ようするに酒には苦労しなくてすみそうだな」
品田万平 「だろうねぇ」

天使を擁した野良犬軍は賊軍を次から次へと制圧していった
そして少帝から帝の位を受け継ぎ犬帝と名乗った

場所は海辺の旅籠
田島次郎 「品田さん、今日は良い天気ですね。 旦那ったらさっきからずーっと海を眺めてましたよ」
野良犬 「おぬしたちは海の向こうの島が見えるか?」
狂犬 「俺には見えん」
田島次郎 「私にも見えませんね」
品田万平 「見えなくて当然だろ。 しかし海の向こうには倭の国というのがあって女王が治めているらしい」
野良犬 「俺はそこに行く」
品田万平 「お供しましょう。倭の国の米はうまいと言う。田島君には引き続き米炊きを指南してやるからありがたく思いなさい」

青木与平ヱ 「奉行所同心、青木与平ヱどす。倭の国まで警護しはります」
品田万平 「いいよ。別に。おぬしたちは役人だ。まぁ、あまり役に立たんとは思うが残された国民を守ってやりなさい」
野良犬 「では、行くか」

野良犬は倭の国へと舟を出した
しかしその倭の国が本当にあるかどうか誰も知らない

青木与平ヱ 「旦那たち、行きなはったな」
千造 「どうせわてらは役に立たない役人や。」
十吉 「そうや、残ったって何も出来へん。どうせ役立たずやからな」
青木与平ヱ 「ほな、旦那のあとを追うとしましょ」
千造 「お~い、旦那ぁ、待ってぇな」

こうして3人の役人も姿を消した
当時の記録に3人の役人の名前を見出すことはできない

13代皇帝の少帝は除かれ14代皇帝の献帝が存在したことは事実である
少帝から譲位された野良犬が犬帝となった記録はどこにもない
by dabikuwa | 2008-09-10 23:34